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失敗の道に、個性が隠れている

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2026/8/18 [Tue] 1:09 UPDATE

子どもの頃、目的地に向かって歩いている途中で、綺麗な石を見つけたり、甘酸っぱい実を見つけたり、道端にあるものに夢中になった経験はありませんか?

今思えば、目的地に着くことよりも、そこへ向かう道のりそのものを楽しんでいたのかもしれません。

ブレイキンの練習も、少し似ていると思います。

もちろん、ベーシックを身につけることは大切です。
Aトラ、ウィンドミル、チェアー……まずは「できる」ようになることが必要です。

でも、そこで終わってしまったら、ブレイキンはただの技の習得になってしまう。

例えばAトラで胸から落ちてしまった。
「失敗した」で終わるのではなく、
「この落ち方、逆にチェアーに繋げられないかな?」

ウィンドミルで足をついてしまった。
「失敗した」ではなく、
「足をついたリズムをあえて使ったら、面白い動きになるんじゃないか?」

そんなふうに、失敗の中から“使えるもの”を見つけていく。

そこに、自分らしさが生まれるのだと思います。

ベーシックは、みんなが共通して持っている言葉です。
だからこそ大切なのは、その言葉を使って「あなたは何をするの?」ということ。

同じウィンドミル、同じチェアーでも、音楽の感じ方や身体の使い方によって、表現は変わります。

ブレイキンは、基礎を身につけるだけではなく、その基礎からどう脱却して、自分の表現に変えていくかが面白い。

だから、失敗を怖がらなくていい。

むしろ、成功だけを追いかけていると見つからないものが、失敗の中にはたくさんあります。

「今の失敗は、どんな失敗だったんだろう?」
「この動き、何かに使えないかな?」
「ここから面白くできないかな?」

そうやって失敗を観察して、考えて、遊んでみる。

もしかしたら、成功への道よりも、失敗を繰り返した道の中に、自分だけの個性が隠れているかもしれません。

技を成功させることだけが、練習じゃない。

その途中で何を見つけるか。
何を感じるか。
そして、それを自分の表現にどう変えるか。

目的地だけを見るのではなく、
その道の途中に落ちている「綺麗な石」を見つけられる人でいてほしい。

失敗は、止まる場所じゃない。
自分だけの何かを見つける場所です。

 

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