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トラウマを表現する。

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2026/9/18 [Fri] 13:16 UPDATE

ブレイキンとアート。表現するということ

Abilityでは、ブレイキンだけではなく、アートそのものを大切にしています。

それには、僕たちなりの理由があります。

ブレイキンには、これまで文化をつくり、踊り続けてきたたくさんの先人たちがいます。

今、僕たちが当たり前のように踊っている動きや音楽、カルチャーの背景には、長い歴史があり、そこには一人ひとりの人生や考え方があります。

だからこそ僕たちは、技だけではなく、その背景にある歴史や思想まで、次の世代に伝えていきたいと思っています。

そのために、アートを知ることは、とても大切なことだと考えています。

例えば、草間彌生。

彼女は幼少期から経験した幻覚や恐怖、精神的な苦しみを、自身の作品へと変えてきました。

自分の中にある苦しみや違和感を抱え込むのではなく、絵画や彫刻、空間作品などの「表現」に変えていく。

そこには、アートには自分の内側にあるものを外へ出し、形にする力があるということを感じます。

これは、ブレイキンにも通じるのではないでしょうか。

人生には、嫌なこともあります。

悔しいことも、失敗することも、自信を失うこともあります。

でも、それらを無理になかったことにする必要はない。

悔しさを踊りにする。

怒りを動きにする。

失敗を新しい表現に変える。

自分にしかない経験を、自分にしかできない踊りに変えていく。

それも、ブレイキンが持っているアートとしての力だと思っています。

だから僕たちは、子どもたちにも「技を覚える」だけで終わってほしくありません。

「なぜこの動きをするのか」

「なぜこの音楽で踊るのか」

「自分は何を表現したいのか」

そんなことを考えながら踊ってほしい。

そして、ブレイキンだけではなく、さまざまなアートに触れてほしいと思っています。

アーティストの作品を見る。

その作品が生まれた背景を知る。

その人が何に悩み、何を発見し、なぜそれを表現したのかを知る。

そうすると、作品の見え方が変わります。

そして、きっと自分の踊りの見え方も変わっていきます。

アートを知ることは、先人たちの人生や考え方を知ることでもある。

そして、それを知ったうえで、自分たちは何を表現するのか。

僕たちは、先人たちが残してくれた文化をただ「保存」したいわけではありません。

受け取ったものを理解し、自分たちの時代に合わせて、新しい表現へとつなげていきたい。

文化は、受け継ぐだけではなく、次の世代によってまた新しく生まれていくものだからです。

ブレイキンは、技術だけを競うものではありません。

音楽があり、身体があり、感情があり、人生がある。

そのすべてを、自分自身の表現に変えていくことができる。

嫌なことも、悔しさも、失敗も、コンプレックスも、自分だけの表現に変えられる。

それが、僕たちが考えるブレイキンの可能性です。

そしてAbilityは、そんな「表現する力」を、これからブレイキンを始める人たちにも伝えていきたい。

先人たちの歴史を知る。

アーティストの考えに触れる。

自分自身と向き合う。

そして、自分だけの表現をつくる。

過去を知り、今を踊り、未来の文化をつくる。

それが、Abilityがアートを大切にする理由です。

 

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