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ブレイキンを詳しく知りたい

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2026/10/2 [Fri] 13:21 UPDATE

ブレイキンになぜ解剖学を取り入れたのか?

僕がブレイキンの指導に「解剖学」を取り入れるようになった理由。

それは、もともと僕自身が「なぜ?」という疑問を強く持つ子どもだったからです。

子どもの頃から、何かを教えられると、

「なんで?」

「どうして?」

「本当にそうなの?」

と、すぐに疑問を持ってしまう。

数学で「x」や「y」が出てきたときも、

「そもそも、なんでこれがxなの?」

みたいなところで引っかかってしまう。

今思えば、かなり面倒くさい子どもだったと思います(笑)。

でも、その「なぜ?」という感覚は、今の指導にもかなりつながっています。

自分がやってきたことだけを正解にしたくなかった

ブレイキンを長くやっていると、自分ができるようになった方法を、そのまま人に教えたくなることがあります。

「自分はこうやってできた」

だから、

「これが正しいやり方だ」

と。

もちろん、それで上手くいくこともあります。

でも、人間の身体は一人ひとり違います。

骨格も違えば、柔軟性も違う。
筋力も違う。
身体の使い方の癖も違う。

だから、自分ができた方法が、その人にとっても最適とは限らない。

そして、自分の経験だけを頼りにすると、どうしても「数」や「量」に頼りやすくなります。

100回やる。
1000回やる。
毎日練習する。

もちろん練習量は大切です。

でも、やり方を間違えれば、努力は普通に裏切ります。

間違った方法を1000回繰り返しても、1000回正解に近づくとは限らない。

だから僕は、

「もっと身体そのものを理解したほうがいいんじゃないか」

と考えるようになりました。

パワームーブには「できる・できない」がある

特に強く感じたのが、パワームーブです。

パワームーブには、明らかに「できる」「できない」があります。

エアーが回れる。
回れない。

トーマスがつながる。
つながらない。

ウインドミルが回る。
回らない。

そこには必ず身体の使い方があります。

もちろん、才能や筋力、柔軟性などの個人差はあります。

でも、

「なぜこの人は回れるのか?」

「なぜこの人は途中で止まるのか?」

「どこで身体の動きが変わっているのか?」

を細かく見ていくと、身体の構造や関節の動きに共通する部分が見えてきます。

人間の関節は、それぞれがバラバラに存在しているわけではありません。

股関節、膝、足首。
肩関節、肩甲骨、肘、手首。

それぞれの関節が連動して動いている。

そして、その組み合わせによって、僕たちは無数の動きを生み出しています。

そう考えると、ブレイキンはものすごく面白い。

解剖学は「技を難しくするため」ではない

僕が解剖学を学んでいるのは、専門家っぽく見せたいからではありません。

むしろ逆です。

複雑な身体の動きを、できるだけシンプルに説明できるようにするためです。

例えば、

「もっと頑張って!」

だけではなく、

「ここで股関節をこう使う」

「肩甲骨と肩関節を連動させる」

「地面から受けた力をこう伝える」

というように、身体の中で何が起きているのかを言葉にする。

パワームーブだけではありません。

フリーズも、フットワークも、トップロックも。

身体の動きを理解していけば、それぞれを言語化して説明することができます。

そして言葉にできるということは、再現するためのヒントを渡せるということでもあります。

テクノロジーが進化する時代だからこそ

もう一つ、僕が身体について深く考えるようになった理由があります。

それは、テクノロジーの進化です。

AIをはじめとして、これから先、できることはどんどん増えていくと思います。

情報を調べることもできる。
動画を見ることもできる。
技術を分析することもできる。

これからは、今まで人間が時間をかけてやっていたことを、AIやテクノロジーがどんどん代わりにやってくれるようになる。

そんな時代になったとき、

じゃあ、人間にしかできないことって何だろう?

と考えることがあります。

僕が今のところ感じているのは、

「身体」なのではないか。

ということです。

頭の中にある知識だけではなく、

実際に身体を動かす。
感じる。
バランスを取る。
相手とコミュニケーションする。
音を感じて動く。

そういう「フィジカル」の部分は、これからさらに価値が出てくるんじゃないかと思っています。

だからこそ、身体を知ることは、これからの時代にもつながっていくんじゃないか。

そんなことを、僕は少しずつ考えるようになりました。

「なぜ?」を追いかける

もちろん、解剖学を知ればすべての答えが出るわけではありません。

ブレイキンには、感覚もある。
音楽性もある。
個性もある。
文化もある。

だから、解剖学だけですべてを説明しようとは思っていません。

でも、

「なぜこの動きができるのか?」

「なぜこの方法だとうまくいかないのか?」

「身体の中では何が起きているのか?」

という疑問を持つことで、今まで感覚だけでやっていたことを、もう一度見直すことができます。

そして、その「なぜ?」を追いかけていくことが、結果的に誰かの「できた」に変わることがあります。

僕はそれが、指導の面白さだと思っています。

子どもの頃からずっと持っていた「なぜ?」という疑問。

それが今は、

「どうすれば、もっと身体を理解して、もっと分かりやすくブレイキンを伝えられるのか?」

という問いに変わりました。

たぶん僕は、これからもずっと「なぜ?」を考え続けるんだと思います。

 

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